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「AIで1位」- その席は動かない。ただし言語ごと、エンジンごとに別の席がある

同じ質問を五回。最初に挙がる企業は81 %の組み合わせで変わりません。問題は安定性ではなく、「1位」という席がひとつではないことです。

81 %

五回の同一実行で先頭の企業が変わらなかった組み合わせの割合

2026年8月28日9 分で読めます
この記事の目次
  1. 何を測ったか
  2. 1位は動かない
  3. しかし1位の席は八つあり、ひとつではない
  4. フランス語のCRMという例外
  5. どう使うか
  6. 限界

短い答え:1位はかなり安定している。そして、まさにそれが「AIで1位です」という言い方を誤解を招くものにしている。 まったく同じ質問を五回すれば、最初に挙がる企業は81 %の場合で変わらない。しかし言語やエンジンを変えれば、それはもう同じ企業ではない。

1つ

二回の実行のあいだに企業が動く順位の中央値 - 二社に一社はまったく動かない

100

実行回数、失敗ゼロ。4分野 × 2言語 × 2エンジンを五回ずつ

レンタルサーバーでは、英語・フランス語・スペイン語でHostingerが先頭に立ち、ドイツ語ではIONOSが - 二つのエンジンの両方で。決済ではほぼどこでもStripeだが、スペイン語のGeminiではRedsys。ホテル予約では、同じ日・同じ言語で、PerplexityがBooking.comを、GeminiがGoogle Travelを先頭に置く。

1位という席はひとつではない。言語ごと、エンジンごとにあり、それらが似ている保証はどこにもない。

何を測ったか

8月23日以来すべての計測が用いてきた同じ基準の質問を、組み合わせごとに五回続けて投げた。世界共通の4分野、2言語、検索する2つのアシスタント。100回の実行、失敗ゼロ。 二回の実行のあいだで動くものは何もない - 分野も、言語も、エンジンも、日付も。語るのはアシスタント自身のばらつきだけである。

整理は並べ替えより先に来る。これは些細な話ではない。 私たちの抽出器は、企業名でない断片をまだ通してしまう。それが先頭に来れば、エンジンではなく私たちの側が不安定さを作り出す。だから複数の回答に繰り返し現れる名前だけを残し、そのあとで並べる。

1位は動かない

組み合わせごとに同一の実行を五回、4分野 × 2言語 × 2エンジン、2026-08-28。補正後の計算は同一企業の二つの表記を統合し、企業名でない断片を除いたもの。両方の数字を公表する。
指標表記の補正後
先頭の企業が変わらない組み合わせ12/16(75 %)13/16(81 %)
順位がまったく動かない企業50 %50 %
企業一社あたりの移動の中央値1つ1つ
観測された最大の移動5つ5つ

二社に一社は、質問を繰り返すたびにまったく同じ順位に座る。移動の中央値は1つである。よく言われるのとは違い、この並びはくじ引きではない。

私たちは最初に38 %という数字を得たが、それは誤りだった。「small teams」「performance」といった断片が先頭を占めていたのである。並べる前に整理すれば75 %となり、同じ企業を指す「hubspot crm」と「hubspot」を統合すれば81 %になる。公表しかけた不安定さは、私たち自身のものだった。

しかし1位の席は八つあり、ひとつではない

最初に挙がった企業を、分野・言語・エンジン別に。各列は同一の対象を測り直したものではない - 別々の市場である。
分野PerplexityGemini
決済(enとfr)StripeStripe
ホテル予約(en)Booking.comGoogle Travel
ホテル予約(fr)Booking.comBooking.com
レンタルサーバー(enとfr)HostingerHostinger、ただし英語を除く
CRM(en)HubSpotHubSpot
CRM(fr)安定した先頭なし安定した先頭なし

そして8月24日の計測は、より多くの言語でこの表を延長する。ドイツ語で最初に挙がるのはHostingerでも世界的な事業者でもなく、IONOSである - 二つのエンジンの両方で。Perplexityはそれを「in mehreren Vergleichen auf Platz 1 bzw. Testsieger」と言い切る。スペイン語では、Geminiが決済でRedsys - スペインの銀行網 - を「muy utilizada en el mercado español」として浮かび上がらせる。この二社は他の言語では姿を見せない。

ドイツのホスティング事業者はドイツで1位である。英語では存在しない。この二つは同時に真である。

フランス語のCRMという例外

私たちの計測でどの企業も先頭を保てなかった唯一の組み合わせである。Geminiでは、同じ質問の五回の実行が三つの異なる1位を生む - Freshsales、HubSpot、monday。Perplexityでは、Pipedriveが、企業ですらない表記と交互に現れる。

そこに追い落とすべき王者はいない。これは商業的な情報である - この市場では1位の席が空いている。他方、決済のStripe、英語のレンタルサーバーのHostingerでは、毎回同じ企業がその席を占めている。

どう使うか

「私たちはChatGPTで1位です」は偽ではない。不完全なのである。

どの言語で、どのエンジンで、どの言い回しで1位なのか。この三つがなければ検証できない。

ある市場の1位を別の市場に持ち込まないこと。

英語で首位でも、ドイツ語については何も言えない。そこでは国内事業者が席を占めうるし、しかも二つのエンジンで同時に占めうる。

攻める前に、その席が守られているかを見ること。

毎回同じ企業が戻ってくるなら、1位は壁である。フランス語のCRMのように毎回変わるなら、開いている。

一回の実行では順位は定まらない。

半数の企業は動かないが、残りの半数は動く - 私たちの計測では最大5つ。順位は複数回の繰り返しで確かめるものであって、スクリーンショットで確かめるものではない。

限界

  • 繰り返し部分は4分野・2言語・2エンジン。

    ランニングシューズは除外した。この分野の回答は番号付きの型番を挙げ、抽出器がそれを捨てるため、結果とは言えないものが出てしまう。

  • ドイツ語とスペイン語に広げた表は8月24日の収集による

    もので、組み合わせあたり一回の実行しかない。先頭が言語によって異なることは示すが、それらの言語における安定性は、繰り返しがない以上、示していない。

  • 私たちの抽出器はなお不完全であり

    、補正後もある組み合わせの先頭に断片が残っている。ひとつではなく両方の計算を公表し、残っているものを名指しする。

  • ここでいう「1位」とは、回答の文中で最初に挙げられたという意味である。

    エンジンが公表する順位表ではなく、列挙の順序にすぎない。私たちはそこに序列づけの意図を読み込まない。

私たちは誰にもChatGPTの回答での順位を約束しない - 誠実にそれができる者はいない。測れるのは、言語ごと、エンジンごと、尋ねられた質問ごとの現在地である。たとえその答えが「その席は埋まっている。しかもあなたが思っているのとは別の相手に」であっても。

よくある質問

「私たちはChatGPTで1位です」と言ってよいですか?
言語・エンジン・言い回しを添えなければ言えません。2026年8月28日の計測では、最初に挙がる企業は五回の繰り返しで81 %の場合に変わらず、席そのものは安定しています。しかし言語が変わり、エンジンが変われば別の企業になります。レンタルサーバーでは英語でHostinger、ドイツ語でIONOSです。
AIの回答における企業の並び順は無作為ですか?
いいえ。同じ質問の五回の実行で、二社に一社はまったく同じ順位に座り、移動の中央値は1つです。観測された最大は5つでした。くじ引きではありませんが、固定でもありません。順位は複数回の繰り返しで確かめるものです。
二つのAIは同じ1位を挙げますか?
常にではありません。英語のホテル予約では、同じ日・同じ質問で、PerplexityがBooking.comを、GeminiがGoogle Travelを先頭に挙げます。決済では両者ともStripeで一致します。一致するかどうかは分野によります。
自分の市場の1位が狙えるかどうか、どう判断しますか?
同じ質問を何度か繰り返し、先頭が変わるかを見ることです。毎回同じ企業が戻ってくるなら席は守られています。私たちの計測では、フランス語のCRMだけが安定した先頭を欠き、五回の実行で最大三つの異なる1位が現れました。
なぜ自社の数字を38 %から81 %へ訂正したのですか?
最初の計算が、整理する前に並べていたからです。「small teams」のような断片が先頭に来て、エンジンではなく私たちの抽出器に由来する不安定さを作り出していました。複数の回答に繰り返し現れる名前だけを残し、次に同一企業の二つの表記を統合すると、75 %、そして81 %になります。両方の数字を公表します。